学生服の上に着るコート、男子と女子でオススメは!?学校で禁止のコートって!?

コートのイラスト

急に寒くなりましたね。学校に行くときの防寒アイテムとして「コート」がありますが、「何を買えばいいの?」とよく聞かれます。学校に着ていくものなので、何でもOKではないですよね。今回はコートについて説明します。

学校指定のコートと指定でないコートの違いって?

学校に着ていっていいコートについては、学校ごとにルールが決まっています。ルールは大きく3つに分かれます。
1:学校のオリジナルコートが制定されていて、コートを着る場合はその学校指定コートを着なければいけない
2:色や形など学校からの条件はありますが、その条件を満たしたコートを着てもOK
3:コートの着用自体がNG

最近は学校オリジナルのコートを制定している学校も減ってきて、お店の取扱い校の多くは「2」のルールで運用する学校が増えています。

ピーコートとダッフルコートとは?

学校からの着て行っていい形(デザイン)に関して条件がある場合、よく聞くのが「ピーコート(Pコート)」と「ダッフルコート(Dコート)」という言葉です。学校向けのコートでは、この2つのデザインが主流になっています。それぞれ特徴を説明します。

【ピーコート(Pコート)】
ウールなど保温性の高い生地を使ったものが多く、厚手で防寒性があるのが特徴です。もともとイギリス海軍が艦上で着ていた服ですが、ファッションアイテムとして広まりました。デザインの特徴は、幅広のダブル襟錨(いかり⚓)マークが刻印された大き目のボタンが二列に6つ付いているところです。
フードはついていませんが、幅広の襟を立てることで首元を寒さからカバーすることができます。
コートの長さは腰までのショート丈のものが多いですが、ミドル丈やロング丈のものもあります。

【ダッフルコート(Dコート)】
ダッフルコートの「ダッフル」は、オランダ語でベルギーにある街「デュフェル」からきています。
寒さの厳しい北欧のベルギーで漁師の仕事着として、目の粗いウール繊維で作られた厚手の服がダッフルコートです。
デザインの一番の特徴は、コートの前を留めるときに使用する「トグル」です。トグルはかぎ爪のような形をしたボタンのことで、輪っかにした紐に通して留めます。
もとは漁師が手袋をしたままでも留めやすいようにと考えられました。またフードが付いていて、カジュアルな雰囲気を感じさせますコートの長さはロング・ミドル・ショート丈といろいろです。

デザイン選びについて

では「ピーコート」「ダッフルコート」、学校の校則的に問題ない場合、どちらを選びますか?

【大人っぽいイメージならピーコート】
フードもなく全体的にシンプルデザインのピーコートは、すっきりとしたシルエットが特徴です寒いので、厚着になった時でも、着膨れをすることがないコート、ダボっとならずウエストラインをしっかりと見せることが出来る人気デザインがピーコートです。

また制服の上に羽織れば、更に落ち着いたイメージになり、大人っぽくなりますコートの長さをロング丈にするとより大人っぽくなります。

【カジュアルなイメージならダッフルコート】
特徴的なトグルボタンとフードのあるダッフルコートは、カジュアルなイメージで、かわいい印象になります流行に左右されない、根強い人気のコートなので飽きることなく、毎日着れます。

またフォーマルな学校制服の上に着れば、コーディネイトの崩しアイテムにもなりますあとトグルの色や質感、形はコートによって違うので、そこにも注目して選んでみてください。

コートを買う時に気を付けることとは?

①着やすいシルエットであること
・コートの丈は長いものから短いものまであります。
学校用のコートとしては、短めの丈が人気です(特に女子)その理由は見た目の好みに加え、動きやすいことです。
通学は「自転車通学」など、子どもの状況によっては、動きの邪魔しない機能性を重視することも必要です。
・ダボっと着るより、出来るだけシルエットは美しいのがいいですね。かといって、ピッタリすぎると制服とコートの間にゆとりがなく、動きにくくなり、ストレスを感じます。ゆとり量とシルエットのバランスを考えながらサイズも選んでください


②飽きのこないデザインであること
長ければ3年間、冬の間 毎日利用するコートですので、飽きのこないデザインを選びましょう。


③重さに注意
コートはメルトンと呼ばれる生地を使っていることが多く、生地が厚めです。防寒性はありますが、コート自体が重たい場合があります。冬は外にいるとき基本コートを着ているので、重量感を感じる服を長く着ていると疲れてきます

購入するときには、試着をしてみて問題ないか確認したり、ネットショップで買った時も、ゆとりの量や重さ、コート丈の長さなどを確認して、合わないようであれば交換してもらいましょう。

男子と女子でのおすすめデザインは!?

男子だから「ダッフルコート」、女子だから「ピーコート」という決まりはもちろんありません。それぞれの特徴を踏まえて、子どもの好みやスタイルにあったデザインや色を選んであげてください。

まとめ

コートは金額的に高額なものです。低価格のものも、もちろんありますが、生地が薄かったり縫製が雑だったりします。学校へ着ていくコートは長い期間着ますので、出来れば高くても品質の良いものを購入して欲しいと思います。