【スクールセーター】学校でユニクロ、しまむらのセーターは着ていいの?

学校制服のアイテムでニットのセーターは人気のアイテムです。部屋での温度調整を気軽にできるので非常に便利ですよね。でも学校によって取扱いルール(規定)はさまざまです。「市販のセーターでもいいの?」「何かルールはあるの?」など、わからない点も多いと思います。
今回はスクールセーターについて説明していきます。

学校で着ていい条件は?

学校によってスクールセーターは主に次の①~④のような扱いがあります。
① 学校指定のセーターがある場合
「胸に学校マークの刺繍が入っている」、「学校オリジナルのデザインや色」など学校で指定のセーターを採用している場合は基本的には、そのセーターしか着用することができません。なので市販のセーターを学校で着ることはできません。「学校指定のセーターを購入する」か「セーターを着ない」かの2択となります。

学校でセーターの仕様(デザインや色)が決められている場合
学校としては特に指定のセーターを採用しておらず、学校で決められたデザインや色さえ守れば、どのメーカーのセーターでも着用可能です。なので市販のセーターでもOKです!

どんなセーターでも自由な場合
特にルールもなく、好きなセーターを自由に選べます。なので市販のセーターでもOKです!

セーターの着用が認められていない場合
学校としてセーターを制服のアイテムとして認めておらず、着用自体がNGです。なので市販のセーターももちろんNGです!

傾向としてあ①と②の学校が比率的には多いイメージですね。
まずは入学を考えている学校の制服ルールを事前に確認しておきましょう!

セーターを選ぶポイントは?

では、もし市販のセーターがOKな場合、どんなセーターを買えばいいのか?
学校で指定されているセーターや学校で仕様が決められているセーターの内容からポイントをピックアップしてみました。下記内容を考慮して選んでみてください。

●カラー(色)
色はネイビー(濃紺)かグレー(濃灰色)が一般的です。極端に明るい色は避けましょう。

●素材(混率)
スクールセーターは長期間、毎日着用するものなので「耐久性」と「家庭洗濯可能」がポイントになります。
「耐久性」と「家庭洗濯可能」を重要に考えた時、素材の混率として「アクリル」の混率が高い商品が多いです。アクリルの特徴としては縮みにくく洗濯しやすいのですが、保温性や質感はウールより劣ります。オススメは「アクリルとウール」を使用したセーターです。「シルク」は肌触りもよく見た目に高級感がありますが、耐久性がスクールセーターには向いてなく、価格がどうしても高くなります。

●デザイン
無地の落ち着いたデザインがオススメです。胸のワンポイント刺繍はあっても問題ありません。
「柄の入ったデザイン」や「首もとや袖口にラインのあるデザイン」も避けた方が無難です。

首の開きの形はVネックが定番(主流)ですね。
ニット丈(上衣丈)はあまり長くないものにしましょう。制服のデザインによってはジャケットの丈(長さ)とのバランスが悪くなってしまいます。

●編み方の種類
ニットにはいろいろな編み方があり、その中で代表的なものに「天竺」と「スムース」があります。
【天竺(てんじく)】
天竺は表面だけを編む方法です。なので生地の表面と裏面で編み地の見た目が違います。
表面だけ編むので、スムースに比べて生地が薄く軽いのが特徴です。
【スムース】
天竺が表面だけを編むのに対して、スムースは表と裏の両面を編む方法です。そのため表面と裏面の見た目は同じです。
両面を編むので天竺と比べると厚みがあり、しっかり感があります。

スクールセーターとしては「天竺」でも「スムース」でも、どちらを選んでも問題ありません。

●ゲージ
ゲージとは「1インチ(2.54cm)の中に何本針が入っているのか」であらわされます。
5ゲージ以下は「ローゲージ」と呼ばれ、7~10ゲージは「ミドルゲージ」、12ゲージ以上は「ハイゲージ」と呼ばれます。
「ローゲージ」の特徴は、手編みのような素朴で温かみのある風合いとなります。網目が粗いので通気性と伸縮性に優れており、「カジュアル感」が強くなります。
「ハイゲージ」は細かく編み込んだ、なめらかな表面感が特徴です。詰まった網目は保温性が高く、デザイン的には網目が目立たないので上品に見えます。
フォーマルのシーンで着用することもあるスクールセーターには「12ゲージ」や「14ゲージ」のハイゲージがオススメです!

市販のセーターでオススメ商品は?

今回、有名な一般アパレルでスクールセーターとしてオススメの商品があるか探してみました。
■ユニクロのセーター
・「エクストラファインメリノVネックセーター(長袖)」という、極細のメリノウールを100%使用し、「光沢感」と「なめらかさ」があり、洗濯機で洗えるのでお手入れがラクなセーターがありました。ただ毎日着用に耐えられるか耐久性が少し不安です。
■GUのセーター
・条件にあったセーターは見つかりませんでした。
■しまむら
・条件にあったセーターは見つかりませんでした。

市販で学校着用の条件にあったセーターが見つかれば買ってもよいかと思いますが、私が探した感じでは市場にたくさんはなさそうです。

おすすめのセーターは?

やはり学校で着用するセーターは、その用途を目的としてつくられているセーターがオススメです。
「学生服メーカー」や「制服のない自由服の学校向けに商品提供しているメーカー」が出しているセーターがやはりいいですね。

カーディガン、ニットベストとの違いは?

ちなみにセーターの他に学校で着用するアイテムとして「カーディガン」や「ニットベスト」というアイテムがあります。
このアイテムでも選び方(見るポイント)は、「セーター」と基本は同じです。
セーターを買うか「カーディガン」や「ニットベスト」を買うか迷った場合は、次のそれぞれの特徴を参考に子どもの着用シーンを想像して購入してみてくださいね。

●カーディガン
【特徴(メリット)】
・ボタンで前が開くので、セーターのように頭から脱いだり着たりした時の髪の乱れを気にせず、簡単に「脱ぐ」「着る」ができる
・セーターに比べて価格が高い

●ニットベスト
【特徴(メリット)】
・春や秋の衣替えのタイミングでの着用シーンが多い
・袖の部分がないのでセーターに比べ温度変化が少ない。またジャケットを着ても袖部分が窮屈(きゅうくつ)にならず動きやすい
・セーターに比べて価格が安い

まとめ

セーターは気軽に温度調整できる便利なアイテムです。学校のルールに沿って子どもが快適な学校生活を送れるように、準備をしてあげましょう!