学生服販売店スタッフのNaNaです。
採寸でお会いする保護者さんたちから「最近の制服って、私たちの頃よりずっと進化しているのね!」と驚かれることも多い今日このごろです。
さて、今回は意外と知られていない、でも着心地やお手入れに大きく関わる「学生服の裏地(内側の仕様)」のお話です。
意外と知らない!学生服の「総裏」と「半裏」の違いとは?
制服選びの時、デザインやサイズはしっかりチェックしますが、「上着の内側」をじっくり見たことはありますか?
実は、学生服(詰襟やブレザー)の裏地の付け方には、大きく分けて「総裏(そううら)」と「半裏(はんうら)」という2つの仕様があります。
「どっちが良いの?」「何が違うの?」という疑問にお答えしていきます!
「総裏(そううら)」とは?

■特徴:上着の内側全体に裏地がついている仕様
「総裏」は、前身頃、後身頃(背中側)、袖のすべてを裏地が覆っているタイプです。
【メリット】
・保温性が高い
表生地と裏生地で、布が二重になるため、風を通しにくく、冬場でも暖かく過ごせます。
・高級感がある
見た目に重厚感があり、しっかりとした「正装」という印象を与えます。
【デメリット】
・熱がこもりやすい
通気性が抑えられるため、暖房の効いた教室や、少し気温が上がってきた春先には「暑い」と感じることも。
・少し重みを感じる
裏地の分だけ、わずかに重量が増します。
「半裏(はんうら)」とは?

■特徴:背中の下半分くらいの裏地を省いた仕様
「半裏」は、背中の真ん中あたりから下の裏地がなく、表地が見えている状態です。
【メリット】
・通気性が抜群
背中の熱を逃がしやすく、蒸れにくい。
・軽い
裏地を最小限にしているため、長時間着用時のストレスが多少軽減されます。
・動きやすい
生地の突っ張り感が少なくなります。
【デメリット】
・耐久性がやや劣る
裏地がない部分は、生地の端(縫い目)が直接体に触れたり擦れたりするため、摩耗に注意が必要です。
「総裏」vs「半裏」比較まとめ
わかりやすく表にまとめてみました!
| 比較項目 | 総裏 | 半裏 |
| 暖かさ | 〇 非常に暖かい | △ 暖かい |
| 通気性 | △ 蒸れやすい | 〇 総裏より蒸れにくい |
| 重さ | △ 標準的 | 〇 総裏よりは軽い |
| 見た目 | 〇 高級感がある | △内側が見えてしまう |

知っておいてほしい「ポイント」
ここまで読んで、「じゃあ、うちの子は暑がりだから半裏がいいかしら?」と思われたかもしれません。しかし、ここで一つ大切なポイントがあります。
実は、学校指定の制服の場合、「総裏」か「半裏」かは、学校ごとの上着の規定(仕様)によってあらかじめ決まってますので、「デザインは同じで、裏の仕様が選べる」というケースは、残念ながらありません。また同じ学校のブレザーでも、男子と女子で裏仕様が違う学校もあります。
そうなると「選べないなら知らなくてもいいじゃない」と思われるかもしれませんが、仕様を知っておくことで「下着での調整」ができるようになります。
・総裏の制服なら、春先は薄手の機能性インナーにして調節。
・半裏の制服なら、冬場はヒート系のインナーや指定のセーターで保温を補う。
このように、裏側の仕様の特徴を理解しておくことが、お子様の快適なスクールライフに繋がります。
まとめ

制服は、お子様が3年間、毎日を共にする「戦闘服」であり「日常着」です。
「総裏」でも「半裏」でも、私たちが自信を持っておすすめする制服は、どれも生徒さんの成長を支えるために工夫が凝らされた逸品ばかり。
採寸の際は、ぜひ裏側もチラッと覗いてみて、「へぇ〜、これがブログで言ってたやつね!」なんて話題にしていただけたら嬉しいです。

