【洗濯機はNG】🎀制服ネクタイ・リボンのお手入れ術!長持ちさせる秘訣紹介✨

毎日着る制服ですが、実は細かいお手入れで差がつくアイテムがあるんです。
それがネクタイとリボンです!
制服の印象をグッと華やかにしてくれる大切なアイテムですが、ふと気づくと
「あれ?なんだかシワが…」
「ちょっと汚れが気になるな」
なんてこと、ありませんか?
今回は制服のプロとして、ネクタイとリボンの正しいお手入れ方法と、長持ちさせるためのメンテナンス術を紹介します。

絶対NG!ネクタイ・リボンを「洗濯機」で洗ってはいけない理由

まず、一番最初にお伝えしたいのが、ネクタイやリボンをご家庭の洗濯機で洗うのは絶対に避けてください!
「え、でも制服のスラックスやブレザーは洗えるのに?」と思われるかもしれませんね。
その理由として、ネクタイやリボンは、美しい形を保つために、表地の裏側(内側)に「芯地(しんじ)」という補強材が入っています。この芯地が立体的な構造を支えています。
洗濯機の強力な水流と回転で洗ってしまうと、芯地と表地の収縮率の違いから、生地がヨレてしまい、元に戻らなくなります。
一度型崩れを起こすと、元の綺麗な形に戻すのは非常に難しくなってしまうんです。

普段のお手入れ&緊急時の「部分洗い」メンテナンス術

洗濯機は使えないとはいえ、汗や皮脂、食事のシミなど、汚れは気になるもの。
そこで、ネクタイとリボンを清潔に保ち、長持ちさせるための日常のお手入れと対処法を紹介します。

💡 日常のお手入れ
ネクタイは一日着用したら、必ずすぐに結び目をほどいてください。
結んだまま放置すると、結び目のシワが取れなくなり、ネクタイの寿命を縮めてしまいます。
ハンガーなどに吊るして、重力で自然にシワを伸ばすのが一番です。
リボンもネクタイと同様に、制服を脱いだら形を軽く整えて、ハンガーなどにかけて保管します。
吊るすことで立体的な形をキープできます。

💡 シワが気になるとき:蒸気アイロン活用術
軽いシワであれば、お風呂上がりの浴室など、蒸気の多い場所にしばらく吊るしておくだけで目立たなくなることがあります。
もし頑固なシワがついてしまったら、アイロンのスチーム機能を活用しましょう。
アイロンは生地に直接当てない!
アイロンを生地から1cm~2cm浮かせて、蒸気だけを当てます。
生地に触れてしまうと、テカリや型崩れの原因になるので要注意です。

💡 汚れが気になるとき:ブラシでホコリを落とす
ネクタイやリボンはホコリなどがつきやすいので、洋服ブラシを使って優しくブラッシングしてあげましょう。
これで表面のホコリや軽い汚れは落ちます。

💡 汚れが付いたとき:部分洗いの応急処置
食べこぼしなどのシミが付いてしまった場合は、優しく部分洗いをします。

  1. 中性洗剤(おしゃれ着用洗剤など)を少量、タオルやスポンジに含ませます
  2. 汚れた部分をポンポンと叩くようにして、汚れをタオルに移します(決してゴシゴシ擦らないこと!)
  3. 洗剤が残らないように、水で濡らした綺麗なタオルで再度叩き、洗剤を拭き取ります
  4. 風通しの良い日陰で、完全に乾燥させます

ネクタイ・リボンを長持ちさせるための秘訣2選

最後に、私がお客様によくお伝えしている、大切なネクタイやリボンを長く愛用するためのちょっとしたコツを紹介しますね!

秘訣 1:必ず「陰干し」で乾燥
手洗いや部分洗いの後、早く乾かしたいからといって直射日光に当てるのはNGです。
特に柄物や濃い色のネクタイ・リボンは変色(日焼け)の原因になります。
必ず風通しの良い日陰で、ピンチハンガーなどを使わずに、元の形を保ったまま吊り下げて乾燥させてください。

秘訣2:年に一度は「クリーニング専門店」へ
ご家庭でのメンテナンスには限界があります。
着用期間が長くなると、目には見えなくても全体的に皮脂や汗の汚れが蓄積しています。
シーズンオフや長期休みのタイミングで、年に一度はクリーニング店にだしてみてください。
「ネクタイ」や「リボン」はデリケートな衣類専門のコースで丁寧に扱ってくれるので、形を崩さずに、中までスッキリと汚れを落とすことができますよ!

クリーニング費用について下記記事で。

まとめ

ネクタイやリボンは洋服とは違い、なかなか自宅で丸洗いできないデリケートなアイテムです。
しかし少しの手間をかけるだけで、美しい形と色を長く保つことができます。
パリッとした綺麗なネクタイやリボンは、制服全体の印象をグッと良くしてくれます。
毎日のお手入れを習慣にして、気持ちよく学校生活を送ってくださいね!