最近、子どもが小学校の授業で「SDGsについて勉強してきた!」と話してきました。
「SDGs」って言葉を最近よく聞くようになりましたよね。
制服メーカーさんからも「学生服はSDGs的な服なんですよ」って説明してもらいました。
今回は学生服とSDGsの関係を紹介しますね。
「SDGs」って何?
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、将来の子ども達が安心して暮らしていける社会をつくるための国際的な目標です。
世界では貧困、紛争、気候変動、資源不足など多くの問題があり、また世界経済の発展で、大量生産・大量消費・大量廃棄がおこなわれ、地球が持続できない状況になっています。
これから先、世界中のみんなが安心安全で暮らしていけるよう、「SDGs」には2030年をゴールとした17つの目標が掲げられています。そのキーワードは「誰ひとり取り残さない」ということです。
政府、企業、市民などすべての人が、それぞれの立場からこの目標を達成するために行動することが求められ、より良い未来に向けて全世界が動き出しています。
わたしたち学生服のお店の店員にもできることがあるということですね。
学生服、どこが「SDGs」?
では、なぜ学生服が「SDGs的な服」と言われるのでしょうか?
その理由は次の3つです。
①長期間、着用できる品質(耐久性)
学生服は最低でも3年間、毎日着ても問題ない耐久性です。
制服の生地も縫製も、そうなっています。
市販している私服より高い生産基準を設定していて、それをクリアした商品しか販売していません。
なので定期的に買い替えて、古い服を捨てることが減り、1着を長期間着ることができます。
②長期間、着用できる仕組み
子どもは成長期で身長も伸びるし、骨格もがっちりしてきますよね。
学生服は子どもの成長にも対応できるような設計になっています。
学校によって内容は違いますが、例えば「袖を長くできたり」「ズボンのウエストサイズを広がられたり」。
なので「サイズがあわなくなったので捨ててしまう」という事が少なくなります。
③どんな生徒も、みんなが着れる服
学生服は同じ学校で、みんな同じデザインですよね。
私服は買いたい商品のサイズがなければ諦めるしかありませんが、学生服はそうはいきません。
どんな体型の生徒にもその学校の制服を用意します。
また身体の不自由な生徒には、デザインは変えず、着やすい設計で用意します。(車いすの生徒向けにジャケットの背中がファスナーで開くものや、スラックスやスカートのウエストがジャージみたいにゴムが入ってて伸縮性があり、履きやすい設計などがあります)
制服はどんな生徒も、「誰も取り残さない」服なんです。
まとめ
制服のお店で制服メーカーさんから使わなくなった生地をもらって、地域の小学生や幼稚園児向けに「小物つくりのワークショップ」をしているネットの記事を見ました。私のお店でも、やってみたいと思いました!
「SDGs」は誰かがやってくれるものではなく、みんなで取り組んでいく目標です。みんなで地球環境を守っていくために、身近でできる小さなことから行なっていきましょう!