学生服のスラックス(ズボン)の長さをどのくらいにするのが正解なのか?子どもは成長するし、悩むところですよね。。。
結論からいうと正解はないのですが、私がいつもオススメしている長さを説明しますね。
床から1cm上を目安に!
私がオススメする長さは、スラックスのウエスト位置を通常ベルトをする位置にした時に、靴を履いていない状態で、床から1cm上の長さをオススメしています。この長さが靴を履いた時に、地面にすれない、長めの設定になります。
裾の内側に折り返しがあるので、伸ばすことは可能!
子どもは成長期で、すぐ短くなるケースもありますが、裾の長さは伸ばせるものが多く、短くなったと感じた時に伸ばしてあげましょう。
伸ばす用の内側に折られていた部分は比較的綺麗ですので、「今まで表にでていた部分の生地と色が違うこと」「折り目は完全に消えない」のでご注意ください。
長すぎると「お直しの時」に困ってしまう?
採寸で股下サイズを決めるとき、「成長するんだから長めにして」とよく言われます。ただ、あまり長いと靴を履いても裾が地面とスレてしまい、その部分が擦り切れて穴が開くケースがあります。
穴が開いてしまうと裾を伸ばす時に、穴が開いた部分が表に見えてしまい、伸ばせない状態になってしまいます。スラックスの股下の長さは長すぎないようにしましょう。
裾のあげ方の種類について
スラックスの裾のあげ方には何種類かあります。
・「シングル」か「ダブル」か?
「シングル」⇒シンプルに内側に折り返した仕様
「ダブル」 ⇒表に3~4cm程度の折り返しを見せる仕様
学校によって指定があったり、自由だったりします。
・「靴づれ」が付いているか、いないか?
「靴づれ」とは裾のかかと部分の内側に補強として付ける布のことです。
・「伸ばせる」か「伸ばせない」か?
シングル仕様は伸ばせますが、ダブル仕様は基本は伸ばせません(伸ばせる仕様もありますが。。)
裾上げテープについて
最近は「裾上げをしないで欲しい」というお客様が増えてきました。その理由を聞くと「裾上げテープで自分で裾を上げる」との事。
最初にミシンで裾上げすると裾を伸ばす時、お直し屋さんへ出さないといけませんが、裾上げテープならアイロンがあれば家庭で簡単に裾の長さ調節ができます。裾上げテープ自体は「100円均一ショップ」や「ネットショップ」で売っていますしね。
まとめ
スラックスの「股下の長さ」や「裾上げの仕方」は、子どもの成長をイメージし、準備しておくと、いざ裾の長さが短くなってきたときにバタバタしなくていいですよ。