【制服ズボンの裾上げテープ】オススメはこれ!制服販売店員が教える賢い選び方!

制服販売店の店員をしているNaNaです。
新しい制服に袖を通す瞬間の喜びは、私たち制服販売店員にとっても格別です。
しかし、お子さんの成長は早く、入学時にぴったりだったズボンも、あっという間に丈が短くなってしまうこともよく聞きます。
そんな時、どうされていますか?

今回は「忙しい方」や「ミシンが苦手な方」でも手軽に学校制服のズボンの裾上げができるアイテム、「裾上げテープ」について詳しく紹介したいと思います。
「ミシンで裾上げ」との比較から、テープ選びのポイント、おすすめ商品、購入方法まで、いろんな疑問に解消できるよう解説していきますね。

ミシン裾上げと裾上げテープの違い

まずは、裾上げ方法の「ミシンで裾上げ」と「裾上げテープで裾上げ」を比較したときに、裾上げテープの特徴とメリット・デメリットを紹介します。

【〇】裾上げテープのメリット
・手軽でスピーディー
アイロンさえあれば、ミシンを使うよりも格段に早く、簡単に裾上げができます。
急なサイズ調整が必要な時や、忙しい時に便利です。
・特別な技術は不要
アイロンで接着するだけなので、縫い物が苦手な方でも問題なく作業できます。
・ミシンがなくてもOK
ミシンがない家庭でも手軽に裾上げが可能です。

【✕】裾上げテープのデメリット
・耐久性・強度に劣る
ミシン縫いに比べると、洗濯を繰り返すうちにはがれる可能性があります。
特に毎日着用する学校制服では、その点は注意が必要です。
・アイロンが必要な場合が多い
ほとんどの裾上げテープはアイロンの熱で接着するため、アイロンが必要です。
・再調整が難しい
一度接着するとはがすのが難しい製品や、はがしても跡が残ってしまう製品もあります。

手軽さを求めるなら「裾上げテープ」、きっちりとした仕上がりと耐久性を求めるなら「ミシンで裾上げ」がおすすめです。
お子さんの成長や、家庭の状況に合わせて選びましょう。

裾上げテープ選びのポイント

一口に「裾上げテープ」と言っても、種類は様々です。
より良い仕上がりと長持ちする裾上げのためには、テープ選びが重要です。
次に「裾上げテープ」を選ぶときのポイントをいくつか紹介します!

■「水に強い」かをチェック!
学生服は毎日着用し、洗濯する機会も多いですよね。
そのため、洗濯に強く、水に濡れてもはがれにくい裾上げテープを選ぶことが大切です。
製品によっては「水に強い」「洗濯OK」といった表示があるので購入前に確認しましょう。
制服の品質表示に記載されている推奨洗濯方法(手洗い、弱水流など)に合わせた裾上げテープを選ぶことも重要です。

■「伸縮性がある」かが重要!
制服のズボンは、座ったり立ったり走ったりと、常に伸縮しています。
そのため、裾上げテープも生地の伸縮に合わせて伸び縮みするタイプを選ぶのが理想です。
伸縮性のないテープだと、生地が引っ張られて突っ張ったり、座った時にはがれてしまったりします。
特にストレッチの効いた制服ズボンには、伸縮性のあるテープがおすすめです。

■「テープ幅が広い」とはがれにくい!
テープ幅が広いほど接着面が広がり、はがれにくくなります。また幅が広い方がズレにくく、作業もしやすいというメリットも。
特に厚手の生地には、ある程度幅のあるテープを選ぶと安心ですよ。

■「接着強度」をしっかり確認!
頻繁に洗濯する制服ズボンには、製品パッケージに「強力接着」「超強力タイプ」など書かれている接着強度の高いテープをおすすめします。
ただ接着強度が強いテープは、一度接着するとはがすのが難しかったり、生地を傷めてしまったりする可能性もあります。
目立たない場所で試してから使うと安心ですよ。

これらのポイントを踏まえて、お子さんのズボンに合った「裾上げテープ」を選んでくださいね。

おすすめの裾上げテープ紹介

それでは私がおすすめする「裾上げテープ」をいくつかご紹介します。

1、CONOMi(コノミ)の「くるりん裾上げ」
【特徴】
学生服ブランドCONOMi(コノミ)さんから販売されている、ズボンの裾を切らずに家庭で簡単に裾上げできるシートです。
【おすすめポイント】
必要な道具はハサミだけ!パンツに合わせてシートを切るだけで、アイロンも不要!
・家庭洗濯もOK!(洗濯機ではネットに入れて洗濯してくださいね)
・「テープ」ではなく「シート」なので、まっすぐピッタリ裾上げできます。
【注意点】
・メリットが多い分、他社の製品に比べて少し価格が高いです。
裾幅が24cm以内のズボンが裾上げ対象になります。

2、Clover(クロバー)の「ストレッチ裾上げテープ」
【特徴】
伸縮性の高いストレッチ生地のズボンの裾上げに最適です。
【おすすめポイント】
取り扱いが簡単でアイロンで簡単に接着できます。
・さらっとした質感も好評です。
・シワになりにくい。
【注意点】
・洗濯耐久性については意見が分かれているようですが、100均ショップの商品よりは耐久性はあります!

3、KAWAGUCHI(カワグチ)の「水に強い布用両面テープ」
【特徴】
超強力な接着力で、洗濯も可能な水に強い布用両面テープです。
【おすすめポイント】
・一般的な両面テープより薄い0.13mmなのでアタリが出にくい
・長さもあるの、何回も使える(都度買わなくてもいい)。
・水に強いので洗濯にも安心
【注意点】
・粘着力が強く、ハサミの刃が一回でベタベタになったという声も聞きます。

4、八商商事の「ハガレンダー」
【特徴】
日本製の超強力裾上げテープです。
特殊な強力接着剤を使用しており、裾上げテープの弱点であった「はがれやすさ」を克服した製品。
【おすすめポイント】
・生地の組織の中まで、のりが進入してしっかり接着し、耐久性抜群です。
・家庭での水洗いや、ドライクリーニングでも安心。
・接着力が強い割には、ごわつかず綺麗に仕上がる。
【注意点】
・強力さゆえに、一度接着すると再調整が難しいです。位置決めは慎重に。
・ちょっと取扱説明書がわかりにくかも。

5、コニシ「スタイリステ」両面テープ
【特徴】
「家にアイロンがない」「アイロンを出すのが面倒」な方むけの「アイロン不要の裾上げテープ」です。
貼り付けるだけで簡単に裾上げができる手軽さが最大の魅力です。
【おすすめポイント】
・急な裾上げが必要な時や、アイロンが使えない場所での応急処置に便利です。
・小さなお子さんがいる家庭で、熱を使うのが心配な方にもおすすめです。
【注意点】
・アイロン接着タイプの裾上げテープに比べると、接着強度は低いです。
・洗濯の耐久性は弱めです。

購入方法について

いざ「裾上げテープ」を購入しようと思っても、どこで手に入るのか迷う方もいらっしゃるかもしれませんね。
「今日中に裾上げを終わらせたい!」「とにかく安く済ませたい」という時には、100円ショップが非常に便利です。ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100円ショップには、様々な種類の裾上げテープが並んでいます。
あくまで「急ぎ」「安価」を優先するなら、100円ショップはいい選択です。ただ長期間の使用や頻繁な洗濯にはあまり向かない可能性があるので、一時的な使用と割り切るのが良いでしょう。

品質や機能性を重視して、要望する裾上げテープを購入したい場合は、ネットショップが断然おすすめです。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでは、今回紹介した製品が多数取り扱われています。
事前に口コミなどを確認し、ご自身のニーズに合った最適な一本を見つけてくださいね。

まとめ

今回は、学校制服のズボンの「裾上げテープ」について紹介しました。
私たちのような制服販売店は、もちろん「ミシンでの裾上げ」も承っております。
ご希望のお客様には、採寸からお直しまで、専門のスタッフが対応させていただきます。
しかし「時間がない」「自分で手軽に済ませたい」という時には、今回紹介した「裾上げテープ」が本当に便利です。
ぜひ、家庭での制服ズボンの裾直しに使ってみてくださいね。

今回の記事のポイント
・「ミシンでの裾上げ」は、仕上がりの美しさや耐久性においては優れていますが、時間や手間がかかるのがネックです。
・「裾上げテープ」は手軽でスピーディーに作業ができるため、忙しい方にとって非常に心強い味方です。
・テープ選びは「水に強い」「伸縮性がある」「テープ幅が広い」「接着強度」といったポイントの意識で長持ちしキレイに仕上がります。
・購入場所は急ぎなら100均ショップ、品質や確実に手に入れるならネットショップと使い分けるのがおすすめです。

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