お子様の成長は「あっ」という間。気がつけば制服が窮屈になっている…なんてコトはありませんか?
成長して服のサイズがあわなくなる、「サイズアウト」という状態です。
早めに気付けば、「お直し」や「買い替え」で、慌てることなくスムーズに準備ができますが、限界の状態で気づくとバタバタしますよね!
例えば冠婚葬祭の前日の夜に、子どもの制服姿を見ると、袖口もズボンの裾も「つんつるてん」なんてことも。。。
今回の記事では、お子様がカッコよく・かわいく、快適に学校生活を送るため、制服の「サイズアウト」の見極め方を、制服販売店の店員視点で解説していきますね。
なぜサイズアウトに気づきにくいのか?
それではまず、意外と気づかない理由、「親が陥りやすい落とし穴」をいくつかあげてみます。
理由1:成長のペースは子どもでそれぞれ
成長は個人差が大きく、兄弟姉妹でも成長の幅やタイミングは違います。
油断していると、いつの間にか大きくなっていることがあります。
「お兄ちゃんのときは大丈夫だったのに!!」という声を、制服を買い替えに来たお客様もよく言われます。
理由2:制服は毎日着るもの
日常的に着用しているため、少しずつの変化に気づきにくいですよね。
夏服・冬服など季節によって着る頻度が変わる場合も注意が必要です。
理由3:子どもから言わない
制服がきつくなっても、親に言い出しにくい場合があります。「まだ着られる」と我慢してしまうこともよくあることです。
わたしの場合は男の子で、あまり「見た目を気にしない」子なので、本人は良くても親からみるとNG!!なんてケースもあるあるですよね。

親がチェックすべき!制服サイズアウトのサイン
では親がチェックする、「サイズアウト」のチェックポイントを紹介していきます!
【上着(ジャケット・学ラン)】
1:身丈⇒スカートやズボンのベルト位置より10cm以上、下まで上着の裾があるか(学校の制服デザインや規定にもよります)
2:身巾⇒ボタンを留めた時に余裕がない、または窮屈そうか
3:肩巾⇒肩のラインが合っているか。肩周りに窮屈感はないか
4:袖丈⇒腕を下におろしたときに、手首のくるぶしが完全に隠れているか。腕を上げた時に突っ張る感じはないか

【スカート・ズボン】
1:ウエスト⇒きつくて苦しい、または緩すぎてずり落ちてくることはないか。アジャスターの余裕はどのくらいあるか
2:丈⇒学校の規定の長さを守れているか。成長に合わせて丈出しが必要になっていないか
3:ヒップ周り⇒立ったり座ったりする際に突っ張る感じはないか
【シャツ・ブラウス】
1:首回り⇒第一ボタンを留めた時に指が一本入る程度の余裕があるか
2:袖丈⇒上着と同様に、手首のくるぶしが隠れているか。またジャケットの袖丈より短くないか
3:身幅⇒腕を上げた時に脇の下が突っ張らないか
サイズアウトかな?と思ったら
制服姿を見てなにか違和感があれば、次のことをしてみてください。
■お子様へのヒアリング
「どこかきつい?」「動きにくいところはある?」など、具体的に聞いてみましょう。
■制服を着た状態で動いてもらう
実際に制服を着て、動きにくい部分がないか確認しましょう。
体育座りや腕を回すなどの動作をしてもらうと分かりやすいです。

サイズアウトの時期と買い替えのタイミング
【一般的な目安】
・成長期である中学の間は、2年間でサイズアウトすることがあります。特に男子は要注意です。
【お直し・買い替えのタイミング】
・少しでも窮屈そうなら早めに検討しましょう。我慢させていると、学校生活に支障が出る可能性も
・衣替えの夏服・冬服への切り替え時期は良い機会です
・学校行事(式典や文化祭など)の前は特に、新しい制服で気持ちよく参加させてあげたいですね
・注文から受け取りまでに、お店やメーカーに在庫がないと時間がかかる場合もあります。余裕をもって準備していきましょう
まとめ

制服の「サイズアウト」は、お子様の成長のサインです。
今回ご紹介したチェックポイントを参考に、定期的にお子様の制服の状態を確認してあげてください。
もしサイズアウトの兆候が見られたら、早めに制服販売店やお直し屋さんにご相談くださいね。